Lightroom(Camera Raw)の白飛び軽減動作の修正
|
問題点については小林さんのブログに詳しく書かれていますが、AdobeStandardなどのカメラプロファイルが使われるようになって以降、白飛び軽減スライダを動かすと赤系の色相が大きく動く現象が発生していました。
それが今回のRCバージョンのアップデートによって修正されたとのことです。
どのような違いがあるのか、以下に並べました。
左から(あるいは上から)、初期設定 白飛び軽減0 / Lr3.4RC 白飛び軽減100 / Lr3.3白飛び軽減100 の順に並んでいます。
(白飛び軽減0の状態は、3.4RCも3.3も同じです。)
特に最後のオレンジ色の花の色で、動きが顕著です。
白飛び軽減領域までヒストグラムが伸びていない場合や、その領域にR成分がない場合(GやBだけ)の場合は、白飛び軽減を動かしても顕著な赤かぶりは起きません。
(追記)
と、思ったのですが、小林さんの作例を見ると、私の考察は当たっていないですね。
自分の手元にある画像で調べていたときは、白飛び軽減領域にヒストグラムが伸びていなければ変化が少ないように思ったのですが・・・・。
なので上記の考察は撤回します。
(ただ、ひとつ別の意味で突っ込ませて頂くと、ヒストグラムが白飛び軽減領域まで伸びていない画像に対しては、白飛び軽減スライダは動かさないのがフツウでありますが・・・・・)
小林さんによると、タングステン光下で撮影した人物像などで、タングステンの赤みをそのまま残している場合(つまりR成分が多い)、その画像に対して白飛び軽減をかけると、肌色が赤っぽく嫌な色になるということでした。
なかなかそういう状況に出くわさなかった(タングステン被りに対しては、まず色温度スライダを下げてしまう)ので、この現象を理解していなかったのですが、夕焼けのハイライトを抑えるために白飛び軽減をかけると、なんか色がおかしくなるなというのは経験していました。
確かに3.4RCの動作のほうが好ましいです。
今までの動作は、小林さんが言う通り、バグと言えるでしょう。
小林さんのおかげで、白飛び軽減の動作が修正されて良かったです。
ありがとうございました。
余談・・・
サンダーソニアやヘメロカリスの色は、3.3+白飛び軽減100のほうが、現物に近いような気もするけど・・・・
それはまた別の問題か・・・・
AdobeStandardのせいかな〜。
どうも微妙な色合いに対しては、Lightroom(Camera Raw)の色作りにはちょっと不信感が・・・・
(今更そんなこと言うのか、って突っ込まれそうだけど・・・・・。(^_^;))